足がつるのは病気のサイン?糖尿病との関係とは

病院の先生 白衣
急激に痛むことでパニックになりながらも、短時間で痛みが治まることが多いので、普段足がつってもあまり気にしていないという人も多いのではないでしょうか。ですが、頻繁に足がつるという人は、実は病気の可能性もあります。
足がつるという症状から可能性として考えられるのが糖尿病です。では足のつりと糖尿病にはどんな関係があるのでしょうか。

●糖尿病とは

糖尿病は実は私たちにとってとても身近な病気です。中でも二型糖尿病の原因のほとんどは生活習慣によるものです。
食事をすると一時的に血糖値は高くなるものの、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが血糖値を下げることで時間が経つに連れて正常な数値に戻ります。ですが糖尿病になるとインスリンの分泌が少なくなる、インスリンが分泌されても正常に働かなくなるなどで血糖値が高い状態が続くようになります。

○隠れ糖尿病や糖尿病予備軍の存在

厚生労働省の調査によると日本国内の糖尿病の患者数は約1000万人と推定されていますが、約1000万人の人が病院で治療を受けているわけではありません。このうち約76%とは治療を受けている人ですが、残りの約34%の人は糖尿病であるにも関わらず治療を受けていない、糖尿病であることに気づいていないという状態です。また糖尿病予備群まで含めると年々増え続けているのが現状です。
糖尿病は初期の段階ではほとんど自覚症状がないことや生活習慣が原因になっていることで、知らず知らずのうちに病気が進行しているというのも珍しいことではありません。

○糖尿病で恐ろしいのが合併症

糖尿病は直接命に関わる病気というわけではありません。ですが糖尿病になることで血糖値が高い状態が続くと、全身の臓器や血管などに様々な障害が起こります。そして様々な合併症を引き起こし、中には脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病気を引き起こす可能性が高くなります。

糖尿病の3大合併症と言われているのが、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、そして糖尿病神経障害です。

●足のつりは糖尿病神経障害の症状の一つ

私達の身体の末端神経には熱い、冷たいといった温度や痛みなど外部から感じる刺激を感じる感覚神経や内蔵などの器官の働きを司る自律神経、筋肉の動きの司令を伝達する運動神経などの神経があります。糖尿病神経障害に陥ると、これらの神経に障害が発生します。

○感覚神経に障害が起きると足がつりやすくなる

足がつる症状に関係しているのが感覚神経であり、痛みや温度などに敏感になったり、手足がしびれるなどの症状も特徴として挙げられます。そして糖尿病神経障害は他の合併症と比べても比較的速く発症する可能性のあるものです。

●まとめ

糖尿病の合併症の一つである糖尿病神経障害には足がつるという症状があり、頻繁に足がつる、他にも糖尿病が疑われる症状があるという場合は早めに専門医を受診しましょう。

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