足がつるのはどんな状態?足がつる仕組みとは?

疑問 不思議に思う

足がつる状況は大抵の場合、急に来るものです。就寝中に突然の痛みで飛び起きた、運動中に急激な痛みに襲われたなど、足がつった経験をしたことがある人がほとんどではないでしょうか。足がつるというのは年齢や性別関係なく起こりえるものです。

では足がつるというのは足がどのようになっているからなのでしょうか。ここでは足がつる仕組みについて紹介します。

●足のつりを医学用語では有痛性筋痙攣と呼ぶ

足のつりは無意識に起こります。意識していない筋肉収縮が突然発生することで痛みを感じるのが足のつりですが、こむら返りとも呼ばれています。

こむら返りのこむらはふくらはぎのことです。そして足のつりを医学用語では、有痛性筋痙攣や筋クランプと呼びます。そして足のつりには筋肉の中にある筋紡錘と腱紡錘と呼ばれる2つのセンサーのバランスが大きく関係しています。

●筋紡錘と腱紡錘のバランス

○筋紡錘とは

「きんぼうすい」は骨格筋の中に存在しています。筋肉と神経を繋ぐ役割を持っていて、筋紡錘の一番の役割は筋肉の長さを感知することです。

激しい運動などで筋肉が急激に引き伸ばされるような状態に陥ると筋紡錘が感知して、この情報を瞬時に脊髄の前角細胞と呼ばれるところに送ります。この情報の伝達によって前角細胞は直ちに収縮しろという命令を筋肉に送り、筋肉が元の長さに戻るように収縮しようとします。これは強い力が加わったときに筋肉が伸びすぎて切れてしまい、怪我をしてしまわないための防衛反応です。

足がつったときにつった場所の筋肉を伸ばすと痛みが和らぐのは、収縮した筋肉が伸ばされているからです。

○腱紡錘とは

「けんぼうすい」は筋腱移行部であるアキレス腱の中に存在しています。

腱紡錘はゴルジ腱器官とも呼ばれており、腱紡錘の一番の役割は腱にかかる張力を感知することです。大きな張力を感じると腱紡錘が運動神経を抑制して、筋肉に脱力反応を起こさせます。筋肉を収縮させる筋紡錘に対して、腱紡錘は筋肉を緩ませる働きをしています。

そして筋紡錘も腱紡錘も意識下ではなく無意識下で、全ての動きを行っています。

○足がつるのは2つのバランスが崩れているから

筋紡錘と腱紡錘は絶妙なバランスを取りながら筋肉を平常に保っています。

ですが筋紡錘は過度な運動や脱水、冷えなどで、その働きが弱くなってしまいます。こうなると筋肉やアキレス腱の動きを調整するシステムのバランスが崩れてしまい筋肉を緩ませる調節が鈍ってしまうので筋肉は急激な収縮や痙攣を起こして、それに伴って激しい痛みを感じ、足がつるという状態に陥ってしまいます。

●あまりにも痙攣がひどい場合は肉離れを疑って!!

足がつるというのは日常的に起こりうるものですが、あまりにも痙攣がひどい場合は肉離れを疑って専門医を受診するようにしましょう。

肉離れについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。参考にされてください。↓

急激な痛みに襲われるのは足のつりから?それとも肉離れ?

●まとめ

冷えや脱水、ミネラル不足、過度な運動などで急に起こる足のつりは、筋肉の急激な収縮による痙攣によって起こるものです。メカニズムを知っておくことで、痛みを感じたときの対処もしやすくなります。

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